高齢者が自宅に一人暮らししている場合
多くの場合、将来、空き家化するケースが
多いものと思います。
なぜか?
自宅を所有する本人は、
最期まで自宅で暮らしたい方が多く
自宅から離れるのは、
要介護状態になってから。
空き家になった自宅を売ろうと思っても
所有者である本人は、介護施設。
結局、本人が亡くなるまでは、空き家状態です。
65歳以上の一人暮らしは、671万人で
今後も増えてゆくと見込まれています。
(以下グラフ、令和4年版高齢社会白書より)
介護施設に入っている方の
空き家、増えてゆくのでしょうね。
ところが先日、80代後半、ひとり暮らしの方の自宅を
空き家化を予防することができました。
《ケース》
世帯構成 独居
年齢 80代後半
家族 夫 昨年他界
長女30年前に他界
居住 市街地
築年数 40年
夫との間には、一人娘がいましたが
30年前、その娘は亡くなりました。
成人式直前で、振袖も準備万端でした。
脳梗塞でした。
昨年夫が亡くなり、
現在では、頼れる親族はいない方です。
相談内容は
「財産は、姪に渡したくない」
というものでした。
唯一の相続人は、
今は亡ききょうだいの子。
子どもの頃、とても可愛がってあげたが
今では、顔も見せてくれない。
自分が死んでまで、その子に
良くする必要はない、というお考えでした。
相談の入口は、
相続
でしたが、
結果的には、自宅の売却に繋がりました。
次回へ続く。