自宅を売ることの抵抗感

みなさん、達者らかね!?
家族信託専門の行政書士 えんたけです。

某市役所の税務課の方とお話ししました。
話題は「空き家」

現在でも、空き家に
頭を悩ませていますが、
今後、もっと深刻になってくる。
実感しました。

空き家は、
家族にとっても大問題です。

相談があった事例をご紹介します。

自宅は、両親二人暮らし
子供家族も自宅を持つ。

よくある家族風景です。

順番からいえば、
両親が先に亡くなります。

問題となってくるのが
両親の自宅。

築年数も古く、売ることは難しい。
自宅を解体しても、宅地の買い手はつくのか。
悩ましいところですよね。

ただし、両親が生活している間は、
本人たちもここで暮らしたい。

子供達も、親の気持ちを尊重したい。

・・・両親もいずれは介護が必要になる。
施設へ入居する可能性もあります。

『空き家になったら売ればいい』

子供は、そう考えるかもしれません。
でも、親はどうでしょう。

『年一回くらいは、自宅で過ごしたい』

想い出の詰まった、
人生の大半を過ごした
自宅を簡単に手放すことなんて、できない。

素直な気持ちではないでしょうか。

・・・半面、
子供達は、自宅を持っているため
両親の自宅は、手に余ってしまいます。

その上、固定資産税・空き家の管理など
お金と手間がかかる。

だから、売れるときに売っておきたい。

子供の正直な気持ちですよね。

……もし、親が認知症になったら?

自宅を売ることは難しくなってしまいます。

 

どうしたら良いのでしょう。

ここで大切なことは、
「選択肢を残すこと」
だと思います。

生活は変化してゆきます。

高齢の親の場合、
選択肢は、狭くなってゆきます。
身体・認知機能が衰えてゆくからです。

しかし、衰えても、
「選択肢が残っている」
ことで、その時その時の希望を
かなえることができるのです。

だから、
『今、売りたくない』
と思っても、

将来
『売りたい』
となった時のために

『選択肢を残す』

だから備えが必要なのです。

備えの方法については、また次回。

 

えんたけ行政書士事務所
行政書士・家族信託専門士 高橋 正芳

認知症になっても安心して生活したい

みなさん、達者らかね!?
家族信託専門の行政書士 えんたけです。
先日、衝撃的な話を聞いてきました。
「30年後には、「15歳以下の人口」「65歳以上の認知症の人の人口」同じ位になる」
子供の人数と認知症の人の人数が同じ!!
他人事ではないな~
ちなみに、「認知症になったら人生終わり」なんて一切思っていません。
認知症でも、幸せな人生をおくる人は、たくさんいますよ。
でも、いろいろ不便はあるので、備えはしっかりしましょうね。


【事例】
相談者75歳
:私もすっかり歳をとってしまい一人で生活することに不安を感じています。私には、長女(40歳)がいるが精神障がいを持っているが一人で暮らしています。
最近物忘れが多くなってきており、認知症を心配しています。
また、自分が死んだ後は、長女にできるだけ財産を渡してあげたいと思っています。

【家族関係】
相談者は、自宅で一人暮らし
長女は、市外のアパートで一人暮らし
相談者の近所に甥が住んでおり、交流がある

【財産】
自宅不動産
駐車場2カ所
現金・預金

【相談者の希望】
自分が認知症になっても安心した生活がしたい
長女にはできるだけ財産を遺してあげたい
世話になる甥にも報いたい


【検討】

認知症対策
① 成年後見制度
認知症になった場合、成年後見制度を利用することで、相談者の預金・不動産の管理をすることができます。

メリット
認知症になった後でも利用することができる。

デメリット
後見人は裁判所が選任。専門職が後見人になった場合、報酬が必要になる。
財産管理に制約が多い。
望まない財産処分を行うこともある(駐車場を長女に相続させたいのに、後見人が処分をする等)

② 任意後見制度
相談者が元気なうちに、自分で後見人を選ぶことができます。

メリット
信頼できる人(例えば甥)を任意後見人にすることができる。
任意後見人の報酬額は、契約時に決めることができる。

デメリット
自宅を売りたくても、必ずしも売れるとは限らない。
資産承継
① 遺言
自分の死後、財産の分割方法などを指定することができる。

メリット
長女に全てを相続させることができる(甥には遺留分がない)
世話になる甥にも、財産を遺すことができる。

デメリット
認知症になったら書き直すことができない
(財産状況が変わった場合、遺言の内容が実現できないこともある)

家族信託
相談者が元気なうちに、自宅を信託する信託契約を結びます。

メリット
信頼できる人(例えば甥)を受託者にすることができる。
受託者の報酬額は、契約時に決めることができる。
世話になる甥にも、財産を遺すことができる。
財産状況が変わった場合でも、財産の承継は柔軟にできる。


【解決策】
相談者を【委託者】【当初受益者】、甥を【受託者】、全ての財産を【信託財産】とする【信託契約】を締結。(下図)
・駐車場の収益から、相談者へ生活費の給付を行います。
・委託者が認知症になった後でも、財産の管理・活用・処分を適切に受託者が行います。(長女にできるだけ多くの財産を残すような運用を行う)
(例)空き家になった自宅を売却して、収益のある駐車場を残す。
・世話になる甥にも報いるため、第2受益者を「長女・甥」とする。
または、長女が亡くなった後の財産を、甥が引き継ぐ。

【実現できる希望】
相談者が認知症になった場合 ⇒信託財産の給付による生活費の確保
柔軟な財産管理・運用を行う ⇒長女に多くの財産を遺す
第2受益者または帰属権利者に甥を指定 ⇒甥に報いる
えんたけ行政書士事務所
家族信託専門士・行政書士 高橋 正芳

40代のための『親の老後を後悔しない!』~家族信託セミナー~を開催

【開催日時】
5月13日(日)13:30~14:30
(セミナー後、個別相談あり)

【セミナー概要】
「親の老後に考えるべきこと」
「家族信託で叶えられること」
「家族信託で円満相続に備える」

【開催時間】
13時30分~14時30分

【定  員】
8人(個別相談あり 先着2名)

【参加費用】
無料

【申込方法】
{メール}又は{電話}

【主催者名】
えんたけ行政書士事務所

【連絡先】
メール:info(@)entake.net ※(@)を @ に変更してください
電 話:0256-55-6139

 

お待ちしてます!!

家族信託とは

『家族信託』は、新しい「財産管理」の方法です。

まずは下の図をご覧ください。

登場人物は、3人。

「委託者」=財産の所有者、財産を託す者
※委託者が託す財産=「信託財産」

「受託者」=財産を管理・活用などをする者

「受益者」=財産から利益・給付を受ける者

例えば

高齢の親の認知症対策として利用する場合

「委託者」「受益者」=親

「受託者」=子供

となることが多くなります。

 

では、具体的にどんな場合に役立つのでしょうか。

【『家族信託』の代表的な利用例】

1)
「認知症対策」・・・認知症の本人の生活支援(生活費・介護費・医療費などの支払い)
認知症による銀行口座の凍結・自宅の凍結を回避

2)
「財産の承継」・・・遺言機能、2次相続以降の承継先を指定

3)
「親なきあと問題」・・・知的障がいのある子の生活支援

4)
「空き家対策」・・・高齢の親の自宅の処分・活用

5)
「事業承継」・・・企業や個人事業の引継ぎ

6)
「その他」・・・様々なリスクに対処することが可能です

 

 

 

前妻との子供と相続争いの予防

みなさん、達者らかね!?

家族信託専門の行政書士 えんたけです。

 

さて今日は、

前回(お父さんの認知症対策(空き家対策))

前々回(子供がいない夫婦の財産の行き先を決めたい)

の続き。

 

【もくじ】

1、事例

2、解決方法の検討

3、解決策

4、実現できる希望

 

【1、事例】

“前妻との子供と相続争いの予防” の続きを読む

お父さんの認知症対策(空き家対策)

みなさん、達者らかね!?
家族信託専門の行政書士 えんたけです。

昨日の雪に続き、今日も寒い日が続いています。
県内の農家では、コメ作りのスタート、すじまき(種まき)が始まっています。
我が家も、昨日行いました。
1箱6~7キロ?の苗箱を1000個!
持ち上げて~積んで~運んで~下ろして~並べて・・・
普段、PCのキーを叩く位しかやってないので・・・
身体がバキバキです(笑)

さて今日は、前回の続き。

【もくじ】
1、事例
2、お父さんが重い認知症になった場合
3、成年後見制度
4、事前準備のススメ

事例のポイント2つ目。
「お父さんの認知症対策」
です。

【1、事例】
相談者の父郎さんは、元妻との間との子供と
亡き妻との間に2人の子供がいます。
{父郎財産}
自宅不動産(1000万円)
アパート(3000万円)
預金(2300万円)

父郎さんは
「自分が施設へ入ったり、死んだりした場合は、
自宅は自由にしてもいい」
と言っています。

・・・言っていますが、

【2、父郎さんが重い認知症になった場合】

・父郎さんの不動産は売ることができなくなる
・預金は、引き出すことができなくなる
ことがあります。

これって、実は、とても大変なことですよね。

想像してみてください。

お父さんの「施設費用」「介護費」「医療費」「生活費」「税金」
これ全部、誰かが払わなければなりません。

お父さんの預金は、凍結!
使うことができない。

・・・じゃあ誰が支払うのでしょう?

・・・息子さんたち、ですよね。

「施設費用」「介護費」「医療費」など
状況によって変わりますが、
月々ウン万~二十万円、なんてことも容易に想像がつきます。

・・・お父さんの預金を使う方法は。

ひとつだけ。

成年後見制度を利用するしかありません。

【3、成年後見制度】

家庭裁判で後見人を選んでもらいます。

事例ですと、後見人は専門職「司法書士、弁護士など」になる
可能性が高いと思います。

こうなると、後見人報酬が発生します。

報酬額、月2万~

そして、
父郎さんの自宅を売るには、家庭裁判所の許可が必要です。

つまり、売れない可能性も大いにあるのです。

こうなったら、
・空き家の管理
・空き家の税金支払い

を、父郎さんが亡くなるまで続けなくてはなりません。

父郎さんが、長生きした場合、

空き家である自宅は、劣化し、価値が減ってゆくことになるでしょう。

【4、事前準備のススメ】

・介護関係者との話し合い~施設入居~必要なお世話
・お父さんの介護・医療費など支払い
・空き家の管理
・空き家の税金

これが、家族の肩にのしかかってきます。

その負担をできるだけ軽くするには、
事前の準備をする必要があります。

おすすめするのは、2つ

1、任意後見制度
2、家族信託

「任意後見制度」は、
父郎さんが元気なうちに、後見人(例えば息子)を決めておき、
後見人である息子さんが、父郎さんの財産管理などを
行います。

息子さんへの報酬は、有っても、なくても、OK。

ただし、自宅を売るには「任意後見監督人」から
OKをもらう必要があるので、
売れない可能性もあります。

「家族信託」は、
父郎さんが元気なうちに、
父郎さんの財産、例えば、

・自宅
・アパート
・預金

を息子へ託します。

託した財産は、

父郎さんが重い認知症になっても

・自宅を売る ⇒ OK

・預金を使う ⇒ OK

・アパートを売る・新築する ⇒ OK

つまり、
父郎さんの生活を、息子たちが経済的制限なく
支えることができますし、
相続税対策を行うこともできます。

自宅も、すぐに売ることで、
空き家を持ち続けることも、なくなります。

準備は、元気なうちに。

衰えてくると、選択肢がどんどんなくなってゆきます。

 

えんたけ行政書士事務所
家族信託専門士・行政書士 高橋 正芳

子供がいない夫婦の財産の行き先を決めたい

みなさん、達者らかね!?
家族信託専門の行政書士 えんたけです。
さて今日は、
3月の「第一回家族信託勉強会」で、
最初の事例に出した事例です。
この事例のポイントは3つあるのですが、
今日は、その一つ。
「財産の行き先の指定」
です。
(前回の記事と同じ趣旨ですが、とても大切なので、
 再掲です!)
【事例】3
相談者の父郎さんは、元妻との間との子供と
亡き妻との間に2人の子供がいます。

“子供がいない夫婦の財産の行き先を決めたい” の続きを読む

資産を渡したい人に渡せる

みなさん、達者らかね!?
家族信託専門の行政書士 えんたけです。
先程、加茂信用金庫さんの「杉の子寄席名人会」へ行ってきました。
「マギー司郎」さんを観ました。
マジックをしないマジシャン(笑)
憧れます。
あんな風に楽しく家族信託を伝えていきたいと思いました。
私が、家族信託で一番驚いたのは
「資産承継」
についてです。
人が亡くなると、その人の財産は相続人(子や配偶者など)に相続されます。
遺言書があった場合、原則、財産は遺言書どおりの分け方になります(例外あり)
遺言書がなかった場合、相続人で話し合って「遺産分割」をして分けます。
例えば、既にお父さんが亡くなっており、この度、お母さんも亡くなった場合。
お母さんの財産は子供達が相続します。
長女には子供がいましたが、長男には子供がいません。
もし、長男が亡くなった場合、長男の財産(両親の不動産含む)は妻が相続するでしょう。
そして、妻が亡くなった場合、妻の相続人は妻の姉妹です。
つまり、両親の財産(不動産含む)が、他人の元へ行くことになってしまいます。
遺言
これって、お父さんお母さんが望む結果ではないと思います。
お父さんお母さんとしては、自分たちの財産は、いずれは孫たちに引き継いでほしい、と思うのではないでしょうか。
もしそう望んだとしても、長男の妻が遺言を書かなければ、実現は難しい。
(そもそも、遺言書を書く人は1割未満)
しかし、「家族信託」を利用することで、それも解決することができます。
つまり、以下のような流れをつくることができるのです。
信託
これは、信託でしか実現できないこと。
「我が家の財産が他人へ渡ってしまった・・・」
このようなことが解決することができるのです。
この仕組みを知った時は、人に言いまくりました(笑)
ぜひ、多くの人に知ってほしいと思います。
家族信託専門士・行政書士 高橋 正芳

寝たきりはイヤ

うちのじいちゃんは
「介護はいやだ」
「寝たきりになりたくない」
と言って、いろんな準備をしてました。
(後から聞いた)

多くの高齢者や、高齢の親を持つ家族の話を聞いてると、
考えないようにしている、
そんな風に見えます。

その人の人生は、その人が生きるのだから
自由でいい。
でも、知らないままに、流されて、
望まない場所へたどりついた人たちを
増やさない努力はしてゆきたい。

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ぜひ読んで!

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