お父さんの認知症対策(空き家対策)

みなさん、達者らかね!?
家族信託専門の行政書士 えんたけです。

昨日の雪に続き、今日も寒い日が続いています。
県内の農家では、コメ作りのスタート、すじまき(種まき)が始まっています。
我が家も、昨日行いました。
1箱6~7キロ?の苗箱を1000個!
持ち上げて~積んで~運んで~下ろして~並べて・・・
普段、PCのキーを叩く位しかやってないので・・・
身体がバキバキです(笑)

さて今日は、前回の続き。

【もくじ】
1、事例
2、お父さんが重い認知症になった場合
3、成年後見制度
4、事前準備のススメ

事例のポイント2つ目。
「お父さんの認知症対策」
です。

【1、事例】
相談者の父郎さんは、元妻との間との子供と
亡き妻との間に2人の子供がいます。
{父郎財産}
自宅不動産(1000万円)
アパート(3000万円)
預金(2300万円)

父郎さんは
「自分が施設へ入ったり、死んだりした場合は、
自宅は自由にしてもいい」
と言っています。

・・・言っていますが、

【2、父郎さんが重い認知症になった場合】

・父郎さんの不動産は売ることができなくなる
・預金は、引き出すことができなくなる
ことがあります。

これって、実は、とても大変なことですよね。

想像してみてください。

お父さんの「施設費用」「介護費」「医療費」「生活費」「税金」
これ全部、誰かが払わなければなりません。

お父さんの預金は、凍結!
使うことができない。

・・・じゃあ誰が支払うのでしょう?

・・・息子さんたち、ですよね。

「施設費用」「介護費」「医療費」など
状況によって変わりますが、
月々ウン万~二十万円、なんてことも容易に想像がつきます。

・・・お父さんの預金を使う方法は。

ひとつだけ。

成年後見制度を利用するしかありません。

【3、成年後見制度】

家庭裁判で後見人を選んでもらいます。

事例ですと、後見人は専門職「司法書士、弁護士など」になる
可能性が高いと思います。

こうなると、後見人報酬が発生します。

報酬額、月2万~

そして、
父郎さんの自宅を売るには、家庭裁判所の許可が必要です。

つまり、売れない可能性も大いにあるのです。

こうなったら、
・空き家の管理
・空き家の税金支払い

を、父郎さんが亡くなるまで続けなくてはなりません。

父郎さんが、長生きした場合、

空き家である自宅は、劣化し、価値が減ってゆくことになるでしょう。

【4、事前準備のススメ】

・介護関係者との話し合い~施設入居~必要なお世話
・お父さんの介護・医療費など支払い
・空き家の管理
・空き家の税金

これが、家族の肩にのしかかってきます。

その負担をできるだけ軽くするには、
事前の準備をする必要があります。

おすすめするのは、2つ

1、任意後見制度
2、家族信託

「任意後見制度」は、
父郎さんが元気なうちに、後見人(例えば息子)を決めておき、
後見人である息子さんが、父郎さんの財産管理などを
行います。

息子さんへの報酬は、有っても、なくても、OK。

ただし、自宅を売るには「任意後見監督人」から
OKをもらう必要があるので、
売れない可能性もあります。

「家族信託」は、
父郎さんが元気なうちに、
父郎さんの財産、例えば、

・自宅
・アパート
・預金

を息子へ託します。

託した財産は、

父郎さんが重い認知症になっても

・自宅を売る ⇒ OK

・預金を使う ⇒ OK

・アパートを売る・新築する ⇒ OK

つまり、
父郎さんの生活を、息子たちが経済的制限なく
支えることができますし、
相続税対策を行うこともできます。

自宅も、すぐに売ることで、
空き家を持ち続けることも、なくなります。

準備は、元気なうちに。

衰えてくると、選択肢がどんどんなくなってゆきます。

 

えんたけ行政書士事務所
家族信託専門士・行政書士 高橋 正芳

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